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インフォメーション 2023年3月アーカイブ

鍼灸の大規模比較研究

鍼灸の大規模比較研究は、
鍼灸がどのように機能するかをよりよく理解し、その有効性を評価するために行われます。
過去数十年にわたり、鍼灸の研究が増加してきましたが、その中でも特に大規模な比較研究が注目されています。
 
代表的なものとして、2012年に発表された
「Acupuncture for Chronic Pain Individual Patient Data Meta-analysis」があります。
この研究は、鍼灸が慢性疼痛の治療に有効であることを示すために、
約18,000人の患者を対象にしたランダム化比較試験(RCT)を分析しました。
この研究により、鍼灸が偽鍼や標準治療よりも有効であることが示されました。
 
2010年に発表された
「Acupuncture and Counselling for Depression in Primary Care」は、
うつ病の治療において鍼灸が有効であることを示すために、755人の患者を対象にしたRCTを実施しました。
この研究でも、鍼灸が通常の治療よりも有効であることが示されました。

2019年には
「Acupuncture for Chronic Pain: Update of an Individual Patient Data Meta-Analysis」
という研究が発表されました。
この研究は、18,000人以上の患者を対象にした17のRCTを分析し、
鍼灸が慢性疼痛の治療に有効であることを再確認しました。
 
鍼灸の大規模比較研究の一つとして注目を集めているのが、
2020年に発表された「Acupuncture for Migraine Prophylaxis: A Randomized Controlled Trial」です。
この研究は、約500人の患者を対象にしたRCTを実施し、鍼灸が片頭痛の予防に有効であることを示しています。
 
 

このように、大規模比較研究は、鍼灸がどのような状況で有効であるかを示すために重要な役割を果たしています。
しかし、研究はまだ限られており、鍼灸がどのように機能するかについての理解を深めるために、
今後も引き続き研究が必要とされています。
 
これらの研究結果は、鍼灸が様々な病気や症状の治療に有効であることを示しています。
しかし、研究にはいくつかの制限があることにも留意する必要があります。
例えば、研究の設計や実施方法、解析方法によって結果が異なることがあることや、
鍼灸治療の効果は個人差があることなどです。
 
したがって、鍼灸の効果を評価するためには、
より多角的なアプローチが必要であり、継続的な研究が必要とされています。
また、鍼灸を含む代替療法の安全性や効果をよりよく評価するためには、
科学的な証拠に基づいたアプローチが必要であることも重要なポイントです。

Fascia と筋膜の違い。

筋膜とFasciaは、
両方とも身体の組織の一部であり、筋膜はFasciaの一部であるため、
しばしば混同されてしまいますが、微妙な違いがあります。
 
筋膜は、筋肉・筋繊維を包み込んでいる強靭な結合組織であり、
筋肉の収縮力を伝達するための役割を果たしています。
筋膜は通常薄くて柔らかく、筋肉に沿って走る平行な繊維状のバンド状構造です。
筋膜は、衝撃を吸収し、筋肉を保護し、身体の姿勢を維持するのにも役立ちます。
 
一方、Fasciaは、
筋肉、内臓臓器、骨、靭帯、神経、皮下組織などといった

身体のあらゆる組織に存在する強靭な結合組織です。

Fasciaは、身体の部位を結合するために役立ち、衝撃吸収や摩擦の軽減にも貢献します。
Fasciaは、筋膜と同様に、身体の姿勢を維持し、身体の動きを調整するために重要な役割を果たしています。

簡単に言えば、筋膜は主に筋肉を包む役割を果たし、
Fasciaは身体のあらゆる部分を包む役割を果たしています。

このように筋膜とFasciaは非常に密接に関連し、
身体の機能や動きにおいて重要な役割を果たしています。
 
また、最近の研究によれば、筋膜は筋肉に対する感覚受容器を含み、
身体の姿勢や運動において重要な役割を果たしていることが示唆されています。
同様に、Fasciaも神経受容器を含み、身体の感覚受容や運動制御に関与することがわかっています。
 
さらに、筋膜とFasciaは両方とも、炎症、怪我、手術などの場合に、
緊張や制限を引き起こしてしまいます。

このような場合、筋膜やFasciaに対するマッサージやストレッチ、
マニュアルセラピーなどの治療法が役立ちます。
当院は高濃度炭酸ミストを用い、
Fasciaをリリースすることで対処しています。


筋肉や筋膜をほぐすだけでなく

Fasciaをリリースしないと、治りにくい肩こり・腰痛・膝の痛みは
いつまでも治りませんよ、ということです。

肩周りをフワフワにして差し上げますよ。

東中野駅周辺の線路沿い、神田川沿いの桜が見事

今年の桜開花宣言出ましたね。
 
中野区東中野線路沿いと神田川沿いの桜は、春には見事な桜並木を形成します。
 
中野区東中野線路沿いには、約300本(!?)のソメイヨシノが植えられており、
神田川沿いには約400本のソメイヨシノや枝垂れ桜などが植えられているそうです。
 
中野区東中野線路沿いや神田川沿いの桜は、ライトアップも行われています。
ライトアップされた桜は幻想的で、夜桜を楽しむことができます。
ただし、ライトアップ期間は開花状況によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
 
中野区東中野線路沿いや神田川沿いの桜は、目黒川に負けず劣らず見ごたえがあります。
桜の名所として有名なだけあって、意外にも多くの人々が訪れます。
 
混雑を避けたい場合は、平日の早朝や夕方に訪れるなど、時間帯を工夫して楽しむことをおすすめします。
住宅街でもあるので、大声で騒がないとかゴミを持ち帰るなどマナーにも注意しましょう。
 
桜の開花期間は短いため、開花が始まったら早めに訪れることをおすすめします。
 

リーキーガット症候群について

「リーキーガット症候群」というのをご存知でしょうか?
 
リーキーガット症候群とは、
腸壁に微細な亀裂や穴が開き、本来腸内にとどまるはずの物質が
血液循環系に漏れ出てしまう状態を指します。
この症状は、慢性疲労症候群、自己免疫疾患、アレルギー反応、うつ病、不眠症などの

自律神経失調症と診断されてしまう不定愁訴・慢性疾患に関連しているとされています。

 
リーキーガット症候群の原因は、
食生活や薬物、ストレス、細菌感染、アルコールなどによる腸内細菌叢の不調や炎症、
腸内粘膜の損傷、免疫機能の低下などが挙げられます。

特に言われているのが、
牛乳に含まれているカゼインや、小麦に含まれているグルテンです。

 
リーキーガット症候群の診断は、
腸内細菌叢の検査や腸内粘膜のバリア機能の検査、免疫反応の検査、アレルギー検査などが行われます。
治療法としては、食生活の改善、サプリメントやプロバイオティクスの摂取、
ストレスの軽減、適切な運動、薬物療法などがあります。

ただし、リーキーガット症候群に対する治療法や診断法については、
まだ研究段階であり、医学的に確立されているわけではありません。
 

したがって、リーキーガット症候群に関する情報は、科学的根拠に基づいたものであることが重要です。
一部の健康関連サイトや健康食品メーカーなどが、リーキーガット症候群を診断したり、治療したりするための商品を販売していることがありますが、これらの商品が実際に有効であるかどうかは科学的な評価が必要です。
 
また、リーキーガット症候群という用語自体には、
医学的な正式名称が存在しないことが指摘されています。
そのため、リーキーガット症候群の存在や原因については、さらなる研究が必要であるとされています。
 
最近の研究では、腸内細菌叢とリーキーガット症候群の関係が注目されており、
腸内細菌叢を改善することがリーキーガット症候群の改善につながる可能性が示唆されています。
しかし、まだまだ研究が進んでおり、リーキーガット症候群に関する正確な知識を得るためには、
専門医の診断や助言を受けることが重要です。



とりあえず、、、
カゼインやグルテンの摂取を減らすように
乳製品と小麦から作られる諸々の食品の摂取を控えてみてください。

現代医学的・西洋医学的にアプローチする鍼灸とは?

鍼灸は、古代中国で発展した伝統的な治療法であり、
現代の西洋医学とは異なるアプローチを取ります。

ただし、現代の鍼灸師は、西洋医学との統合的アプローチを採用することが多くなり、
患者に最適な治療を提供するために、両方のアプローチを組み合わせることがあります。
 
現代医学のアプローチでは、
鍼灸は神経科学的視点から解釈されています。

つまり、鍼灸が皮膚や筋肉に刺激を与え、神経系を介して
身体に反応を引き起こすことにより、身体機能を調整することができると考えられています。

さらに、現代の鍼灸師は、痛みやストレスなどの症状の治療に鍼灸を使用する場合、
患者の病歴や症状、検査結果などを考慮して、西洋医学の知識を応用して診断し、治療計画を立てます。

 
一方、伝統的な鍼灸のアプローチは、
気と血液の流れに基づいて、身体の調和を取り、
病気の原因を治療することを目的としています。

鍼灸師は、患者の体を診察し、脈を診て、
体のバランスが崩れていると判断される場合は、
鍼を使って身体のエネルギーの流れを調整し、症状を改善することを目指します。

 
総じて言えるのは、現代の鍼灸師は、
西洋医学的アプローチと伝統的な鍼灸のアプローチを組み合わせることによって、
患者に最適な治療を提供することを目指しています。

当松江はりきゅう治療院では、主に
現代医学的・西洋医学的な鍼灸を提供しています。

合谷というツボの有効性

合谷(ごうこく、LI4)は、
 
手の親指と人差し指の間にあるツボであり、
中国の伝統的な医学や鍼灸治療によく使われるツボの一つです。
 
合谷は、手の中心のエネルギー(気)の流れを調節し、身体の様々な部位に影響を与えると考えられています。
 
合谷の有効性については、いくつかの研究があります。以下にその一部を紹介します。
 

【疼痛の緩和】
合谷は、頭痛、歯痛、生理痛などの疼痛に対して有効とされています。
一部の研究によると、合谷に鍼を刺すことで、
脳内のエンドルフィンやセロトニンなどの神経伝達物質が分泌され、
疼痛を緩和する効果があるとされています。

 
【不安やストレスの緩和】
合谷に鍼を刺すことで、交感神経と副交感神経のバランスを調整し、
自律神経系を安定させる効果があるとされています。
これにより、不安やストレスを軽減することができます。

 
【免疫力の向上】
合谷に鍼を刺すことで、免疫細胞の活性化を促進する効果があるとされています。
これにより、免疫力を向上させることができます。

 
【アレルギー症状の改善】
合谷に鍼を刺すことで、アレルギー症状の改善に効果があるとされています。
一部の研究によると、合谷に鍼を刺すことで、
炎症性サイトカインの分泌を抑制する効果があるとされています。

最近話題の筋膜リリース。Fascia と筋膜の違いの観点から。

Fascia と筋膜の違い
 
Fasciaと筋膜は、両方とも身体の組織の一部であり、
しばしば混同されることがありますが、微妙な違いがあります。
 
「筋膜」は、筋肉を包み込んでいる強靭な結合組織であり、
筋肉の収縮力を伝達するための役割を果たしています。
 
筋膜は通常、薄くて柔軟で、
一般的に筋肉に沿って走る平行な繊維状のバンド状構造を持っています。
筋膜は、衝撃を吸収し、筋肉を保護し、身体の姿勢を維持するのにも役立ちます。
 
 
一方、「Fascia」は、
身体のあらゆる部分に存在し、筋肉、臓器、骨、靭帯、神経などの組織を包む強靭な結合組織です。
Fasciaは、身体の部位を結合するために役立ち、衝撃吸収や摩擦の軽減にも貢献します。
Fasciaは、筋膜と同様に、身体の姿勢を維持し、身体の動きを調整するために重要な役割を果たしています。
 
 
簡単に言えば、
筋膜は主に筋肉を包む役割を果たし、
Fasciaは身体のあらゆる部分を包む役割を果たしています。
 
筋膜とFasciaは、非常に密接に関連しており、
筋膜はFasciaの一部であるため、両方の用語が混同されることがあります。
 
 
また、最近の研究によれば、
筋膜は筋肉に対する感覚受容器を含み、身体の姿勢や運動において重要な役割を果たしていることが示唆されています。
同様に、Fasciaも神経受容器を含み、身体の感覚受容や運動制御に関与することがわかっています。
 
さらに、筋膜とFasciaは両方とも、
炎症、怪我、手術などの場合に、緊張や制限を引き起こすことがあります。
このような場合、筋膜やFasciaに対して
マッサージやストレッチ、マニュアルセラピーなどの治療法が役立つことがあります。
 
総合すると、
筋膜とFasciaは非常に密接に関連し、身体の機能や動きにおいて重要な役割を果たしています。
筋肉や臓器、骨などの組織を包むことで、身体を一体的な構造として結合し、健康的な運動や生活を支援しています。
 
 
松江はりきゅう治療院では、
Fascia を緩めるために、鍼灸だけではなく、
高濃度炭酸ミストやクリームを用いた施術・手技療法などを提供しています。

よくある質問:筋膜(fascia)リリースを使って深い筋肉をほぐすことはできますか?

筋膜(fascia)リリースは、
筋肉と筋肉を囲む膜(筋膜)の緊張を解放することを目的としたテクニックです。
これにより、筋肉の可動域や柔軟性を向上させ、痛みや不快感を軽減することができます。
 
深い筋肉をほぐすためには、筋膜リリースは有効な手段の一つです。
筋膜は、筋肉を覆っている薄い膜であり、筋肉の収縮や伸展に重要な役割を果たしています。
筋肉が緊張すると、筋膜も緊張して硬くなり、筋肉の可動域が制限されます。
筋膜リリースにより、筋膜の緊張が解放されると、筋肉も緩んで柔軟性が増し、深い筋肉のほぐしにつながります。
 
筋膜リリースには、様々な方法があります。
一般的な方法には、自分で行えるストレッチや、専門家による手技療法、専用の器具を使ったマッサージなどがあります。

ただし、筋膜リリースを行う際には、自己判断による過剰な負荷や無理なストレッチを行わないように注意が必要です。
また、筋肉や筋膜に痛みを感じた場合は、専門家に相談することをおすすめします。



筋膜(fascia)をリリースするには、
鍼やお灸だけでは難しいと考えていますので

松江はりきゅう治療院では
高濃度炭酸ミスト、施術用クリーム、マッサージに似た特殊な手技
などで
筋膜(fascia)をリリースしていきます。

論より証拠、実感されてください。

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