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インフォメーション 炭酸ミスト(=高濃度炭酸スプレー): 2023年4月アーカイブ

スティックラー症候群に対する治療。物理療法・手技療法・鍼灸・筑波大学式低周波鍼通電療法

スティックラー症候群は、
遺伝性の軟骨異常症であり、骨や関節、眼、耳などに様々な問題を引き起こす疾患です。

スティックラー症候群は遺伝性疾患であり、
保存療法や手技療法だけで完全に治療することはできませんが
関節痛や軟骨の異常による関節の可動性の低下があることが多く、
症状の進行を遅らせることや症状の改善、悪化を予防する必要があります。

物理療法・手技療法・鍼灸治療が有効です。

物理療法は、温熱療法や電気療法、超音波療法などがありますが
当院では、主に低周波・マイクロカレント・炭酸ミストを用います。
 
手技療法は、マニピュレーション(軽い整体)、Fasciaリリースなどを行います。
これらの手技療法は、筋肉や関節の可動域を改善することで、痛みや不快感を軽減することができます。

 
鍼灸治療は、筋肉の緊張を緩和することで、関節痛の緩和に効果があります。
また、鍼灸によって、自律神経のバランスを整えることができ、疼痛や不快感を軽減する効果が期待できます。
 
 
【スティックラー症候群に対する、筑波大学式低周波鍼通電療法】

筑波大学式低周波鍼通電療法は、
鍼灸治療と電気刺激療法を組み合わせた治療法で、
スティックラー症候群の患者にも有効な治療法の1つとして注目されています。
 
筑波大学式低周波鍼通電療法は、鍼灸治療によって筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減すると同時に、
低周波電気刺激を加えることで、筋肉の収縮を促し、筋肉や関節の可動性を向上させます。
この治療法は、鍼灸治療と電気刺激療法を組み合わせることで、
従来の鍼灸治療に比べてより効果的に筋肉の緊張を緩和し、関節の可動性を向上させることができます。
 
筑波大学式低周波鍼通電療法は、
スティックラー症候群の患者に対して、関節痛の緩和や筋肉の弛緩、関節可動域の向上などの効果が期待できます。
 
 
 
【スティックラー症候群の首肩こりや腰痛、関節痛に対する、筑波大学式低周波鍼通電療法】
スティックラー症候群の患者は、首肩こりや腰痛、関節痛などの症状を抱えることがあります。
これらの症状に対しても、筑波大学式低周波鍼通電療法が有効な治療法の1つとして考えられます。
 
首肩こりに対しては、鍼灸治療によって筋肉の緊張を緩和し、
低周波電気刺激を加えることで筋肉の収縮を促し、血行を改善することができます。
これによって、首肩こりが軽減されることが期待されます。
 
腰痛に対しても、筑波大学式低周波鍼通電療法が有効な治療法として考えられます。
鍼灸治療によって筋肉の緊張を緩和し、低周波電気刺激を加えることで
筋肉の収縮を促し、腰部の筋力を強化することができます。
これによって、腰痛が改善されることが期待されます。
 
関節痛に対しても、筑波大学式低周波鍼通電療法が有効な治療法として考えられます。
鍼灸治療によって筋肉の緊張を緩和し、低周波電気刺激を加えることで
筋肉の収縮を促し、関節の可動域を向上させることができます。
これによって、関節痛が軽減されることが期待されます。
 

顎関節症の原因となる筋肉を緩めましょう

顎関節症は、顎関節やその周辺の組織の機能障害のことで、

症状は、
顎の痛みや音がする、
口を開け閉めするときに違和感がある、
咬み合わせが合わなくなる、
などがあります。


顎関節症の原因となる筋肉は、以下です。

側頭筋:頭部の筋肉、いわゆる「コメカミ」で、緊張することで顎関節症を引き起こすことがあります。
咬筋:咀嚼に関わる筋肉で、過度な力がかかることで顎関節症を引き起こすことがあります。
内側翼突筋:顎を引っ張る筋肉で、硬くなることで顎関節症の原因となることがあります。
大口輪筋:口を開けるときに働く筋肉で、過度な力がかかることで症状を引き起こすことがあります。
前頭筋:額の筋肉で、ストレスなどで緊張することで、顎関節症の原因となることがあります。

これらの筋肉が緊張し、硬くなることで、
顎関節に負担がかかり、症状を引き起こすことがあります。
顎関節症の治療には、筋肉の緊張を緩和することが大切であり、
口の開け閉め運動やマッサージ、理学療法、ストレス管理などが効果的です。
 
このうち、重要なのに盲点となりがちなのは内側翼突筋です。
 
内側翼突筋は、顎関節周囲の筋肉の一つで、顎を引っ張る働きを持っています。
 
内側翼突筋が緊張して硬くなることが、顎関節症の原因の一つとされています。
内側翼突筋が硬くなると、顎を引っ張り続けるために
顎関節に負担がかかり、顎関節が痛くなることがあります。

また、内側翼突筋が硬くなることで、顎の咬み合わせの調整が上手くいかなくなり、
顎関節症の症状が悪化することがあります。
 
そのため、顎関節症の治療においては、内側翼突筋の緊張を緩和することが重要となります。
一般的には内側翼突筋を緩めるにはマッサージしたり、低周波鍼通電療法(筋パルス)を行ったり
オステオパシーのストレイン・カウンターストレインというテクニックなどを用いたりするのですが、
炭酸水や強い磁力の磁石を使用することで
内側翼突筋を緩めることも可能です。
詳細はここでは記載しません。

来院されたときにお伝えします。

 

Fascia(ファシャ)リリースと筋膜リリースの違い。経筋と絡めて

筋膜リリースとは、
筋肉を覆っている結合組織である筋膜を調整するテクニックであり、
主に手技療法によって行われます。

筋膜リリースは、筋膜を伸ばしたり、緩めたりすることで、
筋肉の柔軟性や可動域を改善することが目的です。

手技療法によるものだけでなく、
フォームローラーやボールを使用するセルフマッサージ、
ストレッチング、ヨガ、ピラティスなども筋膜リリースにつながります。
 
一方、fasciaリリースは、
筋膜リリースと同様に筋膜を調整するテクニックですが、より広い概念を指します。

fasciaリリースは、
筋肉を覆う筋膜だけでなく、全身に広がる結合組織であるfasciaを調整することが含まれます。

fasciaリリースは、
筋肉、神経、血管、臓器など、身体のあらゆる部分に存在するfasciaを調整することで、
痛みの緩和や身体のバランスの改善などを目的とします。
 
簡単に言うと、
筋膜リリースは筋肉を調整するテクニックであり、
fasciaリリースは全身の結合組織を調整するテクニックです。
ただし、どちらも身体の調整や改善を目的とする手技療法であることには変わりありません。
 
 
筋膜リリースとfasciaリリースは似ているようで異なるテクニックですが、
どちらも身体の調整や改善に役立ちます。


また、当院では
fasciaを東洋医学でいう「経筋」との関連付けてアプローチしています。
高濃度の炭酸ミストも大いに役に立ちます。
(※「経筋」は、いわゆる「経絡」とは異なります)

手術後のfascia癒着後遺症を、マニュアルセラピー・手技療法で解決します

手術後のfascia癒着による後遺症は、症状や疾患によっては慢性的な問題となり、
生活に大きな影響を与えることがあります。
早期に専門医の診断を受け、適切な治療を行うことが大切です。

手術後のfascia癒着による後遺症を
マニュアルセラピー・手技療法で解決する場合、以下のようなアプローチをします。
 
手術の内容や経過、現在の症状や疼痛の程度、運動制限などを確認し、症状の原因や程度を把握します。
 
手術後のfascia癒着による症状を改善するために、
当院では高濃度の炭酸ミストを噴霧した後、施術用のクリームを用い、
手技にてfasciaをリリースしていきます。

症状や反応を確認しながら、適切な刺激や圧迫、引っ張ることなどをして
fasciaの癒着を解除し、筋肉や関節の可動域を改善します。
 
運動やストレッチ、姿勢の改善、日常生活での注意点などをアドバイスし、
患者さんが自分自身で改善に向けた取り組みを行えるようにします。
 
ただし、症状や疾患によっては、完全に改善することが難しい場合もあります。
 
また、治療後も定期的なフォローアップやリハビリテーションが必要です。

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