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暑すぎます。。熱中症にご用心。 地球温暖化について改めて考えてみました 


2022/06/30 15:31

6月に梅雨が明け、全国的に約1週間35度〜40度の猛暑・酷暑が続くという、 
約145年の気象観測史上初の異常事態になっているようです。 

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メディアでは熱中症に関して報じられていますので、 
熱中症を違う視点・地球規模で考えてみました。 
 
とっても長い文章になりますので、流し読みしてください。 
 
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私がS予備校生時代、化学の授業の際、M講師が雑談として 
 
「『オゾンホール』を生み出す原因とされてる『フロンガス』ですけどね、 
条約で使用が禁止されたのはいいですが、成層圏まで上昇するのに20〜30年かかります。 
地球温暖化が本当に問題になるのは、実は今から30年後くらいなんですよ。」 
 
と穏やかな口調で仰っていたことが脳裏に焼き付いています。 
 
予備校生だったのが1990年。 
あれから30年経った2020年。 
あのM先生 (2003年没)がおっしゃっていたことが頭の中でグルグルしています。 
 
 
今でも冷蔵庫やエアコンに使われているフロンガス(現在は代替フロンかもしれませんが) 
地上では安定した物質で、当初は無害と思われ、エアコン・冷蔵庫・スプレーなどに 
当たり前のように使用されていたフロンガス。 
 
1970年代半ばにオゾンを分解する物質だと判明し(1999年にノーベル化学賞を受賞しています) 
1987年になってようやく製造・使用が制限されたという経緯があります。 
 
 
https://looop-denki.com/home/denkinavi/energy/environment/ozonelayer/
 
 「安定した物質」というのがかなり曲者でして(だから工業的に大量に作られた)、、、 
地上付近では分解されずに、気流などに乗ってゆーーーっくりと上昇していきます 
 


一方、オゾンは殺菌・消毒作用が強いので、医療の現場でも使用される物質ですが 
地上10km〜50kmに存在することで地球に降り注ぐ発癌(がん)性の 
紫外線をカットするとともに、地上が温められすぎないようにする役目があります。
 
 
約46億年前に誕生した地球には、生物はおろか、水や酸素も存在していませんでした。 
やがて海ができますが(省略)、有害な紫外線が降り注ぐために生命が誕生するのは困難でした。 
 
 
紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類が存在しますが、
このうち生物に特に有害とされているのがUV-BとUV-C。 

 
UV-Bは細胞のDNAを傷つけるため、動植物の発育を妨げ、皮膚がんや白内障の発症を増加させます。
また、UV-Cは「殺人光線」とも呼ばれる、非常に危険性の高い紫外線です。
オゾン層は、UV-Cを完全に吸収し、UV-Bも大部分を吸収します。 
 
 
約27億年前に有害な紫外線が届かない水深10m付近に光合成を行うバクテリアが誕生したことで、
有機物や酸素(O₂)が生成されはじめます。 
排出された酸素の一部が化学反応を起こし、オゾンが生まれ大気の上空で層を形成し、 
地球を覆うようになります。
 
このオゾン層が、やがて生物の進化に大きく寄与することとなるのです。 
オゾン層ができたことで、ようやく海の生物が進化して陸上に進出できる環境になりました。 
 
また、オゾン層は紫外線を吸収した際に熱を発します。
そのため、オゾン層のある成層圏とその下の対流圏で熱の勾配が生じるため、
暖かい空気が上層に留まることで成層圏およびオゾン層を維持しているのです。 
 
 
人工的な物質であるフロンは地上付近では分解されにくいですが、
大気の流れによって地上から成層圏まで上がっていくと、太陽からの強い紫外線によって分解されるようになります。 
 
分解されるとフロンは塩素原子を大気中に放出します。
塩素原子はオゾンと反応する力が強く、オゾンと次々に反応を起こして、オゾン層を破壊してしまい、
オゾンホールを生み出します。 
 
このオゾンホールが南極上空を中心に広がり、南半球をメインに世界的に皮膚がんのリスクが叫ばれました。 
 
 
NHK for School 
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005403266_00000
 
東京大学大学院 理学系研究科・理学部 地球惑星科学専攻 佐藤薫教授 
https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/keywords/05/03.html
 
気象庁 南極オゾンホールの状況(2021年) 
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/ozonehp/diag_o3hole.html
 
経済産業省 オゾン層破壊問題 
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/chemical_wondertown/library/page01.html
 
 
 
オゾン量が1980年代の水準に戻るのが2050〜2060年頃と推測されていますが 
どうしても気になることがあります。 
それは何かというと、
 
条約で制限された以降、オゾンホールの顕著な拡大傾向は見られないらしいのです。 

 
「あら。 それはいいじゃない♪」 
と能天気に考えていいのでしょうか? 
化学のM講師の言った事は杞憂に過ぎなかったか?? ってことです。 
 
 
https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=3237
 
 オゾンホールが小さくなることで、むしろ地球温暖化が加速する 
という内容です。 
 
http:// https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20190927_01/
 
 マイナス78度以下でできる極域成層圏雲(PSC)と呼ばれる特殊な雲の表面でオゾンを連鎖的に破壊する。 
塩素原子は地球上に遍在するが、オゾンホールが発生するには南極のPSCがなければならない。 

ということなのですが、 
この記事をもとにしたら、こういうふうに考えられませんか? 
 
 
南極の冬季においては、上空がマイナス70度であるべきなのに、 
なんらかの影響でマイナス50度にしかならず、極域成層圏雲(PSC)が生成されず、 
フロンが分解されず塩素が発生しないために「オゾンホール」が減少した。 
 
 
 
以上、とーーーっても長い文章になってしまいましたが、私が結局何を言いたかったのかというと 
 
 
フロン対策が行き届いた為にフロンガスの影響によるオゾンホールができなくなったではなく 
すでに温暖化が進んでいることにより、オゾンが破壊されるメカニズムがそもそも生じていない。 
 
 
という恐ろしい仮説にたどり着いてしまった、ということです。 
 
 
 
あと数ヶ月、とんでもない酷暑が待ち受けているだろうということと 
経験したことのない水害が発生してしまわないように願うばかりです。 


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