この様な症状をお持ちの方 |
さて、毎年寒さが一段落すると、
いやーな、いやーな事態が待ち受けています。
花粉症 です。。。。
寒いのはつらいですが、そんな事よりもはるかにつらい。
寒かった頃が懐かしくなるくらいです。
最低限の対策はしましょう。
花粉症とは何か?
判りやすく言うと、、(他で得られる情報はこの際省略します。)
花粉そのものは害のあるものではなく
自分にとって害のあるものと勝手に判断される場合があり、
鼻水や涙を出すことで洗い流そうとする
過剰な反応(免疫・アレルギー)によるものです。
ま、ご存知の方も多いと思いますが、もう少しだけ続けます。
都心に多く走る車の排気ガスと花粉が混ざると
花粉症の症状を引き起こしやすくなるという説もあります。
花粉が大量飛散している現場は郊外なので案外症状は出ないと
言う説もあります。
それはそうと、なんでこんな事態になったのか。
最大の原因は
・林業が衰退してしまった事
・樹齢30年以上の杉は花粉の量が倍増する
という事にあります。
全国に大量の杉の木を植えたのに、
輸入される海外の安い材木には叶わない。
商売にならないから手入れ(間伐など)がされない。
山や森が荒れる事になりました。
日本の国土面積に対して森林の面積はどれくらいか。
全国平均で66~67% およそ2/3 です。
http://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/genkyou/sinrin_ritu.html
これだけの山/森の大半がほぼ放置されているのですから事態は深刻です。
政治的/社会的問題は山積みだと思います。
原因の2番目の
樹齢が30年を過ぎた杉は花粉の量が倍増する
ここを解決しない事には事態は進展しません。
何とかなりませんかね。。。
(何とかなってもあと20年はかかりそうですが。。。)
まあ、林業に携わっていない私がそんな事を言っていても仕方ないので
各々個人レベルで花粉症の症状に対処するしかない。
ここで私の経験も交えます。
さて、10年以上前に私は花粉症などのアレルギー性鼻炎対策として
鼻の粘膜を焼く処置をした事があります。
レーザーや超音波を使って、鼻の粘膜を焼いて
花粉などのアレルゲンに反応しないようにする
日帰りの手術です。
1~2年間は花粉の時期になっても
確かに反応しないで楽でした。
しかし、その後は元通り。。。
耳鼻科の説明を受けようと行ってみると
手術をした担当医はすでに退職していて、別の医師から受けた説明では
医師:「鼻の粘膜を焼く手術は言い方悪いですけど姑息なんですよね・・・」
医師:「前の担当医からもご指摘があったと思いますが、
鼻中隔が曲がっていますのでこれを治さない限り鼻炎は続きます」
医師:「鼻中隔を治すには全身麻酔をして1週間の入院が必要です」
(おいおいおいおいおいおいおい。。。。。。)
私:「・・・考えさせて下さい。」
帰って調べましたよ。
「鼻中隔湾曲症」
日本人の8~9割が曲がってる。
鼻中隔湾曲症の人は花粉症になりやすい、とも。
じゃあ、日本人の8~9割は鼻炎になりやすいってか??
本当かぁ????
というわけで、もちろん手術は受けませんでした。
実際に花粉症の症状が出た場合どう対処しますか?
身近な所では薬を使う事です。
ところが市販の薬を使う時は注意が必要です。
市販のは抗ヒスタミン剤が主なのですが、
第一世代と呼ばれるもので強烈な眠気を催します。
まともにまぶたを開けていられないほどなので
とてもじゃないですが日中は使えません。
おすすめできません。
無難なのは医療機関で処方箋を書いてもらう薬です。
服用から鼻に噴霧するものまであります。
医師に相談して頂いて下さい。
「薬はイヤだよ」と言う方は。。。
鼻の中をこまめに洗う。
ゴーグル/マスクなどを着ける。
ツルツルの服を着る。
などの対策はもちろんですが、、、鍼灸師的にもっと突っ込むと、
前腕をとにかくほぐす。
→ 花粉症など呼吸器にトラブルが出るとき前腕(肘から先)が
パンパン&カチカチになってるのでとにかくほぐします。
置き鍼(トゲみたいのを貼りっぱなしにする事)をする。
→ けっこう効きます
手首から先を冷水(冷たいほど良い)で冷やす。
→ 交感神経が刺激され、血管が収縮します。
鼻の粘膜の血管も収縮するので鼻汁が止まります。
といった身近なこともしてみましょう。
減感作療法という方法があります。
抗原エキス(花粉症を引き起こす物質を薄めたもの)を
週に1回注射するという方法が昔から行われています。
最大の欠点が
週1回の注射を2年近く継続しなけれないけない事です。
どう考えたって現実的に無理。
最近では抗原エキスを舌の裏に垂らすという
「舌下減感作療法」
のが急速に普及しているそうです。
これなら負担が少なくて良さそうです。
詳しい事は医療機関で問い合わせて下さい。
「とにかく病院は嫌いだよ」と言う方は、、、、、
花粉を飲むという方法はいかがでしょうか。
「花粉症なのに花粉を飲むだぁ!?」
花粉といっても別に杉の花粉を飲むわけではなく、
ミツバチ君達が懸命に集めた、ありとあらゆる様々な花の花粉です。
ミツバチ花粉はアレルギーの一般的な原因である花粉とは別物です。
アレルギーを引き起こす花粉は
「アネモフィレス」と呼ばれ、非常に軽く容易に風散しますが、
ミツバチ花粉は重く粘着性がありハチの巣の入り口に置かれる特別なものです。
女王蜂がローヤルゼリー/プロポリスを作り出す原料として必要なものです。
花粉は栄養面でもすばらしく
約25%がたんぱく質で出来ており、
18種類以上のアミノ酸
12種類以上のビタミン
28種類以上のミネラル分
11種類以上の酵素
14種類の有益な脂肪酸が含まれており、
健康を維持するのに最適な食品です。しかも低カロリーです。
現代人に不足しがちな、
カルシウム/マグネシウム/微量セレン/核酸/レシチン/システイン
なども含まれています。
セレンはデトックス効果も言われてますよね。
(「有害ミネラル」「デトックス」については後日改めて書きます)
「自然の最も完全な食物」とよばれているそうです。
はっきりと確かな事は言えませんが、
花粉を取る事で減感作療法の働きに近い事ができるのかもしれません。
花粉症対策は別にしてもアミノ酸/ビタミン/ミネラル補給としても
大いに意味があると思います。
一時期はやったアミノ酸ダイエットよりも良いのではないですか?
スポーツクラブ/薬局で手に入るアミノ酸ってまずいですよね。。。
シナモンパウダーなどと混ぜてみるとかなり美味です。
ヘタな間食よりもおすすめです。
市販の花粉よりもお安く提供できますので、ご希望の方は
来院時にでもお問い合わせ下さい。