この図のように、人類は皮膚において二酸化炭素を放出し、
酸素を取り込んで皮膚呼吸をして生命を維持していま……せんからね!!!!
皮膚呼吸なんて芸当ができるのは、カエルやサンショウウオなどの両生類だけです。
「は??」
と思うかもしれませんが、
人間をはじめとする哺乳類は皮膚で呼吸するなんて事は絶対にできません。
口と鼻をふさいでしまうと人間は確実に死にます。
「◯◯すると皮膚呼吸ができなくなるから…」
と平気でほざく人がいますが、デタラメです。
皮膚呼吸ができるなら、口と鼻をふさいでも生きていられます。
医学を勉強したはずの医療関係者の中にも
たまに「皮膚呼吸」と平気で口に出す人がいますが、
そういう人に皮膚のどの器官において行われているのか、詳細に尋ねたらボロが出ます。
長年思い込んでいるのでタチが悪いです。
全身にヤケドをすると命を落とすのは、
皮膚のバリア(=免疫)機能を失い、感染症にかかるからです。
金粉を全身に塗って命を落とす事があるのは、
皮膚から二酸化炭素を吸収できなくなり、酸素不足に陥るからです。
または放熱ができずに熱中症になった場合です。
確かに皮膚から二酸化炭素は吸収します。
この原理を利用したのが、炭酸泉であり、炭酸ミストです。
「???」
「この人何言ってんの??」
と思うかもしれません。
二酸化炭素は悪者などでは決してなく、酸素を運ぶために必要な、非常に重要な物質なのです。
二酸化炭素が不足すると酸素不足になります。
身近な例が、過度の緊張やストレスから引き起こされる
「過呼吸症候群(=過換気症候群)」です。
二酸化炭素が不足したために、体内の酸素が不足するのです。
従って、対処法はビニル袋を口にあててしばらく呼吸させます。
ご存知の方も多いはずです。
二酸化炭素を吸わせたり、炭酸水・炭酸泉・炭酸ミストを皮膚に当てることで
酸素の供給量が増え、血流量も増加するのです。
炭酸ミストをかけると肩こりや表面的な腰痛が解消するのは
こういった理由があるのです。
これでもまだ「???」と思う方には、治療医院にいらした時に直接ご説明します。