Fascia と筋膜の違い
Fasciaと筋膜は、両方とも身体の組織の一部であり、
しばしば混同されることがありますが、微妙な違いがあります。
「筋膜」は、筋肉を包み込んでいる強靭な結合組織であり、
筋肉の収縮力を伝達するための役割を果たしています。
筋膜は通常、薄くて柔軟で、
一般的に筋肉に沿って走る平行な繊維状のバンド状構造を持っています。
筋膜は、衝撃を吸収し、筋肉を保護し、身体の姿勢を維持するのにも役立ちます。
一方、「Fascia」は、
身体のあらゆる部分に存在し、筋肉、臓器、骨、靭帯、神経などの組織を包む強靭な結合組織です。
Fasciaは、身体の部位を結合するために役立ち、衝撃吸収や摩擦の軽減にも貢献します。
Fasciaは、筋膜と同様に、身体の姿勢を維持し、身体の動きを調整するために重要な役割を果たしています。
簡単に言えば、
筋膜は主に筋肉を包む役割を果たし、
Fasciaは身体のあらゆる部分を包む役割を果たしています。
筋膜とFasciaは、非常に密接に関連しており、
筋膜はFasciaの一部であるため、両方の用語が混同されることがあります。
また、最近の研究によれば、
筋膜は筋肉に対する感覚受容器を含み、身体の姿勢や運動において重要な役割を果たしていることが示唆されています。
同様に、Fasciaも神経受容器を含み、身体の感覚受容や運動制御に関与することがわかっています。
さらに、筋膜とFasciaは両方とも、
炎症、怪我、手術などの場合に、緊張や制限を引き起こすことがあります。
このような場合、筋膜やFasciaに対して
マッサージやストレッチ、マニュアルセラピーなどの治療法が役立つことがあります。
総合すると、
筋膜とFasciaは非常に密接に関連し、身体の機能や動きにおいて重要な役割を果たしています。
筋肉や臓器、骨などの組織を包むことで、身体を一体的な構造として結合し、健康的な運動や生活を支援しています。
松江はりきゅう治療院では、
Fascia を緩めるために、鍼灸だけではなく、
高濃度炭酸ミストやクリームを用いた施術・手技療法などを提供しています。