当院で使っているホットパックは、電気毛布と同じようにコンセントに差し込んで使うものです。
空気中の水分を取り込むタイプで、「湿熱」と呼ばれる湿った熱、いわゆる湿式です。
湿熱(湿った熱)なので、深部まで温まります。
主に背中やお腹に乗せています。
皮膚の下3センチ程まで温めますので、赤外線ランプ(例:こたつなど)より深い部位まで温まります。
(余談ですがもっと深いところを温めるのは超短波やマイクロ波などの方が効果的です。)
芯から(=内臓から)温まる感じを体験してください。
寒い時はもちろん、冷え性の方には夏の暑い時にも使用します。
電子レンジで温める家庭用(湿熱タイプ)も用意してあります。
整形外科で使用しているような、
24時間電源が入りっぱなしでお湯を温める方式は危険だと思います。
コンセント付近などで漏電の危険性があります。
私が以前勤めていた整形外科クリニックでは夜間はタイマーでオフになり、
始業前に電源が入り、お湯を温める方式でした。