顔面神経麻痺には中枢性と抹消性がありますが、
ここでは抹消性のみ記述いたします。
顔面神経は「表情筋」と呼ばれる筋群を支配しています。
従って顔面神経が麻痺を起こすと上記のような動作ができなくなります。
・食事時、口から汁物がこぼれる
・まばたきができない
という普通ではありえない状況が生じるので、
発症した方は自分の身に何が起きたのかとパニックになります。
・選挙活動した時に寒風を片側の顔に浴び続けた
・ヘルペスウィルスに感染した
・交通事故にあった
などが顔面神経麻痺の原因です。
顔面神経管という狭い部分で炎症が起き、顔面神経を圧迫しているのが
抹消性顔面麻痺の主な原因です。
急性期の場合、顔面神経管の炎症をとるべく
医療機関(耳鼻科・神経内科など)でステロイド療法を受けた方が無難だと思います。
ある程度落ち着いたら鍼灸などの治療を受けると効果的です。
慢性化して顔の筋肉が硬直している場合は、
炭酸ミストや ReFa (マイクロカレント)での施術してほぐすのも非常に効果的です。